妙高の風景

いもり池

昔はイモリが沢山いたことからこの名がついたといわれるいもり池。妙高高原池の平温泉の中央に位置する周囲500mほど池で、季節を問わず多くの人が訪れます。晴れた日には、水面に逆さになった日本百名山の一つ、妙高山が眺められます。春は水芭蕉が咲き、次にミツガシワが咲き、夏にはサワギキョウやクサレダマなどを見ることができます。

苗名滝

日本の滝百選に選ばれており、マグマが冷却されたときにできた、柱状節理(ちゅうじょうせつり)が良く発達し、落差55mの高さから水が落ちる豪快な様子と音から「地震滝」とも呼ばれます。春は雪解けで水量が爆発的に多く、夏は涼しく、秋は紅葉で滝周辺の美しさもひときわです。つり橋を渡って滝つぼの近くまで行ける歩道では、ユキツバキを楽しむことができます。

斐太歴史の里

古代の居住跡や上杉景虎が「御館の乱」において劣勢となった際にこの地の上部にあった「鮫ヶ尾城」に逃げ込み戦いに敗れ自害した場所として歴史的にも重要な地です。現在では、城のあったところにあずま屋が建てられています。近年は、カタクリの群生地として知られ、ウォーキングを楽しむ人や写真スポットとして人気の場所になっています。

笹ヶ峰高原

標高1,300mに位置し、梅雨がないともいわれる爽やかな笹ヶ峰高原。夏は冷涼で湿度が低く、秋は美しい紅葉を眺めることができます。本州最大のドイツトウヒの森や牛を放牧している笹ヶ峰牧場、名水百選に選ばれた宇棚の清水など、トレッキングコースとしても人気のスポットです。また、6月中旬にはキンポウゲも見頃を迎え、鮮やかな黄色と木々の緑のコントラストは絶景です。

平丸ふれあいの森

平丸地区の仏ヶ岳(1,140m)の南西斜面一帯に広がっており、樹高20m級のブナが密生する総面積約73haの美しいブナ林。また、ユキツバキも多く咲き乱れます。林内の散策歩道などが整備されていて自然と親しみやすく、「新潟県森林浴の森百選」にも指定されています。